第七章

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‐屋上‐ 智「洋祐…。」 屋上にいたのは洋祐だった。竜太郎はいなかった。 智「あたし用事あるから…。」 智香はそういい残すとその場を去ろうとした。 洋「智香!」 智「な、なに…。」 洋「俺…智香が好き。」 洋祐がそういうと智香は足を止め振り向いた。 智「…ありえない。うそだよね…?だってあたしたちただの幼馴染だよ…?」 洋「でも…!」 智「ありえないの!あたしたちはただの幼馴染なの!」 智香がそういうとしばらく二人は黙り沈黙が続いた。 洋「…わかった。俺たちはただの幼馴染なんだもんな。じゃあそれでいい。」 智「え…。」 そういうと洋祐は屋上を出て行った。智香はなぜか悲しそうな顔をしていた。だが本人も気付いてはいなかった。
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