7人が本棚に入れています
本棚に追加
智「…はぁ」
なぜ竜太郎はあんなことを言うのだろうか、智香はずっと考えていた。
外はすでに暗くなっていて誰もいない。
智「あたしの…本音…。」
自分が何を、誰を思っているのか…それは自分にしかわからない。悩んでいるうちに家についていた。
智「ただいまー…。」
母「あら、おかえり。」
家では母が料理を作って待っていた。
母「…何かあったの?」
智「え…?」
母「だって今怖い顔してたわよ?」
さすがに母親、智香のわずかな変化も見逃さなかった。
智「ん、まぁ…。」
母「何があったか知らないけど、困ったときは言いなさいよ?これでも人生の先輩なんだから!」
この言葉は智香にとってとても心強い言葉だった。
最初のコメントを投稿しよう!