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翌日、智香は学校に向かっていた。いつもどおり早起きをして歩いている。
莉「智香ー!」
由「おはよー!」
智「おはよ…」
元気よく挨拶をする二人に対して智香は元気がない。
莉「智香…どーしたの?」
由「なんか元気ないよ?」
長年一緒にいるだけあって二人はすぐに智香が暗いことに気付いた。いや、この調子なら誰が見ても気付く。
智「気にしないで…ね?」
智香の無理な笑顔に二人は黙った。無理に聞き出すのはもうやめたんだ、前みたいになるから。
智「二人とも…行こ?」
由佳と莉音は知らずのうちに足が止まっていた。
智香があんなにも落ち込んでいるのに自分は何もできない、何も知らない。
友達失格だ。
そんな気持ちでいっぱいだった。
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