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‐放課後‐
由「洋祐くん家って結構近いねー。」
莉「ねー!てか、彼方が家を教えてくれたのもビックリだけどね。」
二人は今洋祐の家に向かっている。もちろん場所などわからなかった。
由「彼方くんって頑固そうだけど根はいい人だよねー!教え方も親切だったし…」
莉「う、うん…(アイツ、絶対由佳の迫力にビビッたな…。)」
洋祐の家を知っていそうなのは智香と彼方と先生だ。智香にこの計画は言えないし、先生は教えてくれる訳がない。ダメ元で彼方に聞いたがさっきの由佳の迫力に驚いたのか、あっさり教えてくれた。
ちなみに彼方は莉音の幼なじみだ。
莉「彼方によるとここら辺だけど…」
由「あ!ねぇ、あれじゃない?あの赤い屋根の家!」
すぐにその家の前に行き、インターフォンを押す。すると、女の人が出てきた。
?「はーい?どちら様ですか?」
由「あたしたち洋祐くんの高校の友人なんですけど…」
莉「洋祐くん、今日風邪でお休みって聞いたんで心配で来てみたんです。」
早「あ、あたしは洋祐の姉の田代早希です。あなたたち洋祐のお友達なの…?」
早希の様子はおかしかった。笑顔だが引きつっている。いくら初対面でもすぐにわかる。
由「あの、洋祐くんに会わせてもらえないでしょうか?」
早「あのね…洋祐なんだけど…」
その後の早希の言葉を聞き二人は青ざめた。そして早希に礼を言うとすぐに走っていった。
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