第八章

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目を覚ましてからしばらくがたち、洋祐はようやく退院の日を迎えた。 智「洋祐、おはよ。」 洋「よう。」 智香と洋祐はめでたく付き合うことになった。 智「よし、帰ろっか!」 洋「そうだな!」 二人はゆっくりと歩きだす。 智「にしても、よく生きてたよねー。」 洋「当たり前だろ?俺は不死身なんだから(笑)」 ?「あの…」 二人の目の前に一人の女性が立っていた。 智「…どちら様ですか?」 千「あたし、真中千菜(マナカチナ)って言います。」 千菜はみたところ20ぐらいだった。 洋「真中…って、竜太郎と同じ…」 智「えっ、洋祐…竜太郎知ってるの?」 洋「学校で会ったから…。」 千「あの、これ…」 千菜は小さな手紙を渡してきた。 智「これ…なんですか?」 千「すべてそこに書いています…では…。」 洋「あ、ちょっと!」 千菜はそういうと走り去っていった。二人はすぐに手紙を開いた。 智「…うそ」 洋「マジで…」 手紙を読んだあと二人は何も話さずゆっくり歩き始めた。 洋「智香…俺が智香を守るから…だから、高校卒業したら結婚しよう。」 智「うん…!」
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