第九章

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『え…は違う中学校行くの…?』 少女が少年に話し掛けていた。 『ごめん。でもいなくなったりはしない…。それがアイツとの約束だからな!』 少年はニッコリと少女に笑いかける。少女もすぐに明るくなる。 『じゃあ高校は同じところ行こうね!約束だよ?』 『おう!光也のためにもな!』 あのとき転校した少年の名前は光也。 『じゃあそれまでお別れね。』 二人は帰ろうとしていた。 『またな、智香。』 『ばいばい、洋祐。』 二人は振り向かずにそれぞれの道を歩き始めた。
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