第九章

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あれから10年の月日がたった。二人はとっくに高校を卒業していた。 洋「智香、ついたぞ。」 洋祐が車を運転しある場所へと辿り着いた。そこにはひとつのお墓があった。 智「あれから10年かぁ…」 洋「早いな…」 ?「ママーパパー!」 ?「早いよー!」 二人の後ろには小さな男の子が二人いた。 洋「ごめんな?」 どうやら二人の子供みたいだ。 智「二人とも、ここでは静かにしなきゃダメよ?」 光「だって竜也が…」 竜「違うよ、光太郎が悪いんだもん。」 小さな少年たちは言い争いをしている。そんな姿もなんだか可愛らしかった。 光「ねぇママ、これ誰なの?」 智「んーとね、パパとママの大切なお友達。この人がいたからパパとママは結婚できたんだよ?」 光「ふーん…」 洋「だから二人もありがとうって言うんだぞ?パパとママが結婚しなかったら二人は生まれてないんだからな!」 竜「うん!わかった!」 家族4人で手を合わせ祈った。
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