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あれから10年の月日がたった。二人はとっくに高校を卒業していた。
洋「智香、ついたぞ。」
洋祐が車を運転しある場所へと辿り着いた。そこにはひとつのお墓があった。
智「あれから10年かぁ…」
洋「早いな…」
?「ママーパパー!」
?「早いよー!」
二人の後ろには小さな男の子が二人いた。
洋「ごめんな?」
どうやら二人の子供みたいだ。
智「二人とも、ここでは静かにしなきゃダメよ?」
光「だって竜也が…」
竜「違うよ、光太郎が悪いんだもん。」
小さな少年たちは言い争いをしている。そんな姿もなんだか可愛らしかった。
光「ねぇママ、これ誰なの?」
智「んーとね、パパとママの大切なお友達。この人がいたからパパとママは結婚できたんだよ?」
光「ふーん…」
洋「だから二人もありがとうって言うんだぞ?パパとママが結婚しなかったら二人は生まれてないんだからな!」
竜「うん!わかった!」
家族4人で手を合わせ祈った。
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