第九章

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洋「あの時は驚いたな。」 智「うん…でも確かにあたしたちとの約束を光也くんは守ってくれた。今こうしていられるのも竜太郎との約束のおかげだし…」 洋祐は頭に疑問を思い浮かべた。 洋「約束?」 智「うん。自分と向き合うこと。自分に素直になること…だったかな?その言葉のおかげでたくさん悩んで、今洋祐といれる。」 洋「そっか…俺もしたよ、約束。」 智香は洋祐を見て聞く。 智「どんな約束?」 洋「俺が今一番伝えたいことを伝えたい人に言う…だったか。そのおかげで智香への気持ちに気付くことができた。」 二人は顔を見合わせ笑いあった。 智「きっと、運命だよね。」 洋「そうだな。」 智「じゃあ光也くんのためにも幸せにならなきゃね!」 二人は歩きだす。また、新たな人生に進み始めた… 二人が今一緒にいられるのはあの日の約束があったから… これからもこの二人の関係が変わることはないだろう。 二人でずっと一緒に…。
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