お金がない

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義明は渋々OKを出した 次の日 私は水商売をしてた子に電話をしたり 求人雑誌を見たりして良い所を捜したケド…ない… 絵里奈…確かおばちゃんが夜タクシーの運転してるって言ってたな… 私は絵里奈に全てを託して電話をした プルルルル プルルルル プルルルル… 絵里奈は出ない… 諦めて電話を切り大樹と散歩に出かける 外はカラッと晴れていて 少し蒸し暑い 今からもっと暑くなっていくからクーラーとか使うだろうな~ 電気代を心配する私… 突然 私のポケットからプシンの曲が流れ出した 着信を見ると絵里奈だった 私は急いで電話に出る 『もっしも~し』 『亀よ~♪亀さんよ~♪』 『…』 『…』 『…馬鹿か⁉』 呆れながら絵里奈に言う私… 『いや~ん 奈美ひど~い!って事はいいんだけど…どぅした~電話してたやろ⁉』 絵里奈は笑いながら聞いてきた 『あのさ~ おばちゃんに どっか良いスナック紹介してもらえんかな~って…私 水商売初めてだから 知り合いの所が安心で…』 全くの経験がない私は 水商売は本やドラマで見たような感じで あまり良いイメージはなかった 『OK お母さんに聞いておくよ あとで電話するね』 そぅ言って絵里奈は電話を切った 夕食準備中にまたプシンの音楽がなる 絵里奈から 『はいは~い』 電話を肩と頬っぺたで挟んで料理でベトベトになった手を洗った 『あのね店あるってよ まだ2ヵ月前にOpenしたばかりだって』 それはラッキー 2ヵ月前ならまだ入りやすい 『それでね うちのお母さんがある程度話してるから 090○△□△▲●■●に電話してみて』 『ちょっ ちょっと待ってメモるから』 慌ててそこら返にある紙に番号をメモした 『絵里奈ありがとう』 『いいえ じゃぁまたね』 そぅ言って電話を切った
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