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プロローグ~契約書~
とある契約書に印を付け己の物、と『認識』出来るなら、どんなに複雑怪奇な出来事も、全て己の意のままになる。
世界は、契約書に支えられた文明を桜花していた。
世界は、契約書が無ければ無駄な争いに身を投じていた。
世界は、ありふれた日常を、とても幸福で満たしてくれた。
世界は、人間との契約を守り続けたいと願った。
しかし…、人間は、世界との契約を破棄しようと謀を企てた。
時は、ギュヌンタスの月(3月)終わり頃。
物語は始まる…。
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