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「ちょっと 待ってな。」
―ガサガサ
飼い主様は 私を下へ降ろすと さっき落としたピンクの紙袋を拾いあげて 中身を出した。
中からは 小さな鈴の付いた薄いピンク色をした 首輪が出てきた。
「マリア…こっちおいで。」
飼い主様が手招きをして私を呼んでいる。
😃…ニャー
私は呼ばれたコトが嬉しくて すぐに飼い主様の足にスリ寄った。
「よしよし。」
と私を一撫でして 首輪を付けてくれた。
―チリィーン…
鈴の音が鳴った。
「これでよしっと😃良く似合ってるよ💕」
飼い主様は満足そうな笑顔を浮かべ ニコニコしている。
「これで お前は俺の猫だなぁ…可愛いよ💕」
そんな事を言われると何だかドキドキしてしまう。
😃…ニャーン…[チリィーン]
私は恥ずかしくなって 飼い主様の匂いのする大きなソファのある部屋に逃げ込んだ。
「おいおい…そこは俺ベッドだぞ。なんだ眠いのか?」
私は大きなソファもとい ベッドに埋もれるように隠れた。けれども すぐに見つかってしまい キツく抱き締められた。
「マリア…お前暖かいなぁ…気持ち良いよ。」
そういって飼い主様は私にスリスリしてきた。もう滅茶幸せだった。
「…。ゴメン 俺昨日寝てないから…少しこのまま寝かせてくれ…」
そのうち 飼い主様の寝息が聞こえてきた。
私はそのまま 至近距離で飼い主様を見ていた。見てると何だか幸せな気分になって 飼い主様にスリスリした。
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