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夕暮れに舞落ちる 思い出なら悲恋 離れない微笑みは貴方 風になびく髪は あの頃と変わらない ただ、ほんの少しだけ痛い 雨上がりの午後 傷をえぐり取る 偽善、偽り それでよかった 理由が欲しかった もう届かない 触れることも叶わない 指先から離れていく 貴方は蝶の様に 嗚呼、さよならと言えば 何が変わっただろう? 茜空の下 夕闇に溶け込む のびた影に追われ 傷口が吐き出した嘘は あまりに曖昧と 貴方は背を向けた 嘆きはそう…悲恋と唄う あの日の二人に 今、戻れるなら この慟哭は雨音に消え 一人が怖かった もう届かない 触れることも叶わない 指先から離れていく 貴方は蝶の様に 嗚呼、さよならと言えば 何が変わっただろう? 茜空の下 さぁ、その腕で できるのなら終わらせて 淡い期待、幻想を あっさり否定してよ 嗚呼、彷徨える 貴方と逝く 茜ノ空 終わらない時を…
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