―Prologue―

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俺「八神 紳一」は若さ故か都会に行けば夢は叶うものだと思っていた。 その夢のために俺は10年の時を費やしたが挫折し、結局はあてもないまま故郷に戻ってきてしまった。 家出同然で地元を飛び出しがむしゃらに夢を追い掛けた。 自分を理解してくれる者もいたし、それなりに幸せだった。 でも、自分を一番理解してくれていると思っていた人が俺から離れて行った時…俺は一人になった気がして、今、ここにいる。 当然実家には帰れず10年ぶりの地元を歩いていたら偶然あいつに会ってしまった…。 幼なじみの「矢吹 庄太郎」 生まれた時から兄弟のように一緒にいたこいつとはこいつとはたぶん一生友達をやってるんだろうなと思っていたが18の頃、俺は何も言わず一人でこの街をでたからもしかしたら怒っているかもしれないし、何より夢を叶えることができずのこのこと戻ってきた俺を見られたくなかった。
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