デレラ姫

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「どう?信じてくれた?」 服の皺を直しながら魔法使いはにこやかに言いました 「へ…」 「へ?」 「変質者ー!!」 この後2時間かけてデレラを説得しました 長かった なんとか納得をしたデレラは、魔法使いを床に座らせると自分はドカッ、という音を立てて椅子に座りました 姉たちが使うソファを使わない辺りがデレラです 「つまり、その魔法で俺をキレーにして王子に会わせてやろうって話か?」 「それだけにこの時間…」 魔法使いはもうボロボロです 「俺はそんなもんいらねぇよ。自分の力で会う」 「デレラ…」 随分男らしいですが、貴方姫になる予定なんですよ 「ま、来ちゃったものは仕方ないんだから手伝わせてよ」 「………それぐらいなら」 魔法使いの言葉に渋々頷きました 良かったですね、これで手っ取り早くお城に行けますよ .
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