Bilieve

序幕『始まり』

ベージュ色の校舎が朝特有の澄んだ空気が包み込む。
4月も始まったばかりの静かな校舎。

教師達は10人も来ていなかった。

普段は遅刻ギリギリに来るのに何故か何かが始まる気がして柄にもなく早く来てしまった。

[414]と書かれたくつばこを開いて上履きを履き職員室に向かった。