第1章

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静寂の中、バタバタと忙しい足音が響いた。 「まるこ様!!!!!いつまで寝てるんですか!!!!!!」 パチッと音がして辺りが明るくなった。 「まぁた~蝋燭の無駄遣いして!!!!!んもぉ~………」 部屋中を忙しなくバタバタと歩く持ち主。 まるこの世話役の麒麟である。 まるこの身の回りの事を全て賄っている。 「……………うるせっ」 真っ白いソファーの上でモゾモゾと動くこの人物こそ、主人公の呪い師、まるこ。 呪い師の仕事とたまにフラッと遊びに行く以外は動かず寝ているのである。
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