第1章

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『本当にそう思う?』 真っ暗な部屋の小さな灯りから声がした。 マリは辺りを見回すが人の気配はない。 『本当にそう思う?』 その声はは蝋燭の炎の奥から聞こえるようだった。 『あの生ゴミ。捨ててあげようか?』 「生…ゴミ?」 マリは意味が分からず炎の相手に言葉を返してしまった。 『いらないんでしょ?あの生ゴミ。いらないならバラバラにしちゃおうよ🎵』 「…………」 マリは恐怖で言葉がでなかった。 心霊系は特に嫌いで今の自分におかれる状況がたまらなかった。 『死ねばいいのに…っていったじゃない。バラバラにして捨ててあげるよ…』 ようやくマリは言葉の意味を理解した。 生ゴミは……… あの憎い男……… 殺してくれる……… 「本当に?」 『…………ワタクシにアナタの大事な物をくれる?』 .
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