最悪な出発

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「鈴姉さん。」 う、声が怖い 「船だって定員があるのよ。特に今時は予約しないと難しいの!・・・ホテルとか、しっかり押さえたって言うから安心してたけど、相変わらず抜けてるんだから!」「・・・乗れなかったらどうしよう?」  不安になって、妹に問いかけた。最近船は乗ってなかったから、その辺は大丈夫だろうと、思ってた。              ちょうど港に着いた。 「さっさと買ってこい!!」 「はい!」   手続きを済ませてると、荷物を持って妹が来た。 「鈴姉さん、どうだった?」 「うん。無事買えたよ。」   「姉さん幸運だったね。」 「うん。よかったぁ。」 妹は 「・・・」 声にならないため息を着いた。
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