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「頑張り屋のシンデレラにご褒美をあげに来ました」
魔法使いもにこやかな笑みを浮かべ返しながら、どこからともなく硝子で出来た細い棒を取り出す。
「ご褒美…ですか?」
不思議そうに問い掛けながら、魔法使いの棒に目を向ける。
魔法使いはシンデレラが見ている棒の先をゆっくり円を描くように回し始める。
小さな光の粉が棒の先からシンデレラ目掛けて飛び跳ねる。
火の粉のようにも見えるが、金粉にも見えた。
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