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いつも 私の前には
真っ白な 気の遠くなる程 真っ白な
景色が描かれていて
・
右足を出せばいいのか?
左足を出せばいいのか?
そんな事を考えて
心の中の時計が止まります
・
そんな時
私は 心の中の時計を
幼い日のあの頃へ戻すのです
・
そこには いつも ダブダブの服を着た 私が居て
・
「いつか 大きくなるからね」って
・
その服が似合う頃になると
次の大きな服を着せられて
・
結局 カッコ良く着れる頃は
少しの間しか なかったよ‥
・
でも 私は思います
きっと 心の中にも 大きな服を 着せらて来たんじゃないか って
・
その服は 風になびくと
とても綺麗で
まるで蝶々の羽根のようで・・
・
いつしか 大人達は 舞い上がる風を捜すうちに
羽根のある事を 忘れてしまって
・
だから 子供が羨ましいのかも しれない
・
失った訳では ないですね
使わなくなった だけですね
私は あなたと出会った時
それが 少しだけ 揺れたのを 感じました
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