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「オーロラでないかな…」
まだまだ寒いこの季節、暗い星明かりだけが照らす部屋に小さな子供が2人いた。
「ここじゃむりだよ。もっと寒いとことかにいかないと…」
男の子がそう答えると、オーロラを見たがっている女の子は残念そうな顔をした。
それでも、女の子は星空を見上げる。
「にじみたいなきれいなオーロラ見たかったな…」
男の子は困って、どうしようかと白くて薄いカーテン越しに星空を見上げ考えた。
「あ!ここにもオーロラがあるよ!」
すると、風でカーテンがふわりと揺れて、
星のカーテン
(ほんとうだ!きれい…)
(大きくなったらほんもののオーロラ見にいこうね)
(うん!!)
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