第3話

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2週間後 いつもであれば振り込まれる新聞代が振り込まれないうえにポストから抜かれた形跡のない新聞に異変を感じた新聞屋が集金を兼ねてペンションを訪問した。 「すいませーん!朝比奈さん?」 「△○新聞ですけどいないんですかぁ?」 何度か叫んだが返答がない。 「留守か…」 そう思い帰ろうとした時に扉が開いた。 キィィィ 振り返ると薄汚れた女の子が扉の隙間からこっちを見ている。 「渚ちゃん!いたの?パパとママは?」 扉へと近寄ると隙間から信じらんない悪臭が鼻を突いた。 とっさに逃走事件の事を思い出した新聞屋は渚に家で待つよう伝えると警察へと通報し遂に事件が明るみに出ることになった。
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