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「見せつけかよ…━━。」クラスの男子が、ボソッと呟いた。
「えぇ、見せつけですよ。何か問題でも?」
顔が笑ってない…。
「ま、まさか…問題なんてないさ。ただ、お前らみたいに恋人いる奴いる奴羨ましくってな。」
無難な答えだ。
「そうでしょう?まぁ、これでも、綾はツンですがね。」
これでツン?!デレってどんなのだよ?とクラス中の男子全員が心の中でツッコミを入れた。
「デレだと…━━いや、言わないどきましょう。綾にある意味いじめられますから。」
この人…心読みましたよ!読心術って奴ですか?
「いじめないもん。」
「いじめですよ。この前すねさせた時なんか、三日間会話なしの刑…━━。どれだけ堪えたか…。まぁ、その分仲直りした後は…━━」
「雄平?それ以上言ったら一週間デザート抜きね。」
「すみませんでした!もう言いません。」
田中が土下座した…━━。これをみてG組の諸君は綾乃をプリンセスだと確信したのであった。
「で、何でこんなタイミングに居るんです?まだ昼休みじゃ…━━」
「理由言わなくても分かれ。」
強制?!確かにツンかもしれない…━━。
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