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先程みたく手を払うことはなくなったが警戒心は解かず相手をじっと見つめ
「………あの、此処は何処ですか……」
「俺の家だよ」
ニコニコと笑いながら答える
「……………僕、帰りたいんですけど……」
「良いよ。君は俺が勝手に連れて来たんだしね」
「…………」
あっさりとした了解に少し呆然とするがまた相手をじっと見つめ
「……傷の手当は、ありがとうございます………でも、直ぐに帰して下さい……」
「………仕方ないね……それじゃぁ、送っていくからおいで」
苦笑しながら少年の手を引くと、部屋を後にした
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