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いつもの場所で少年――マオは横になり猫を撫でた
「………ごめんね、心配かけて……」
幾匹もの猫がマオへ擦り寄る
「……痛みが伝わってこない人間なんて、初めて会ったな…」
仰向けになりながら、小さく呟く
見えるのは、僅かな薄暗い灰色の空
「………アキラさん……」
―………また会おうって言った
それに、マオって……―
今日初めて会った人物を思い浮かべながら、猫達と一緒に眠りについた
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