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不思議に思いマオが俯いていた顔を上げると、そこに居たのは
―………アキラさん……?―
周りの男達は地面に倒れており、アキラだけがニコニコと笑っている
「怪我はないかい?」
「……ぁ、はい……」
しゃがみマオと視線を合わせるとニコッと笑いかける
「……こんな事が続いて、辛いだろう?……俺の家、おいで…?」
―………そうするしか、ないんだよな……―
相手をじっと見つめたまま、マオは決心した
「…………条件、下さい……」
「……条件?」
マオは猫を抱き上げると相手の前まで差し出し
「………この子達も一緒……」
「お安い御用だよ」
ニコッと笑うとアキラとマオは猫を連れてアキラの家へ向かった
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