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猫達は寝ており、車内には沈黙が続いていた
ふとアキラは心に留めていた事をマオに聞いた
「………良かったらさ、人が怖い理由…教えてくれない?」
それに、マオは何も答えない
「あ、いや………嫌なら良いんだ……」
再び車内に沈黙が続こうとした時
「…………痛みが………」
「………え?」
「………人の痛みが、わかるんです……」
マオが外を眺めたまま、静かに答えた
そしてその後、アキラの家に着くまでにマオは簡潔ながらも話していった
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