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頬を這うざらついた感触にマオは目を覚ました
目に映るのは、慣れ始めた天井と感触の原因である猫達
起き上がると、ベットの側にはアキラが立っていた
マオは何も言わずにベットから降りると、扉らへ向かった
「………っ、…マオっ…」
「…………家に、帰ります」
マオはそれだけ言うと、扉へ手を掛けた
「…………マオ、俺は……」
「…知っていたんですね、僕のこと……………この子達、よろしくおねがいします……お世話になりました」
一度猫達を見て言うと、マオは部屋から出ていった
その胸には、微かに痛みが伝わっていた
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