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―ドカッ…バタッ
「「……」」
どうやら彼女が男に蹴りを入れたらしい。
しかも顔面に。
「クソはそっちだろアホが」
彼女はそう言ってさっきの男をもう一度蹴る。
よりによって急所だ。
(ありゃひとたまりも無いな…)
「んで何?」
何事も無く俺に言う彼女に、もはや言うことは無いなと思った俺。
でも、肝心なことは伝えなくては。
「だから…お前はもう少し女らしくしろっての。喧嘩売んのもいい加減やめろや?」
「えー」
速攻で講義の声を上げた彼女に俺はため息をついた。
「喧嘩はオレの生きがいなのに…」
「んなもん生きがいにすんな」
しょんぼりしたように彼女は言う。
そんなもの生きがいにしてどうするんだとか思ったり。
「いい加減言うこと聞かねぇと襲うぞ?」
「や、オレが悪かった、だからそれはやめてくれ!!」
大体こうすれば言うことを聞くんだが…。
普段からこうであって欲しい。
俺が疲れる。
「でもなぁ…結構楽しいし…」
「テメェ…犯す!!」
「え、ちょ、うぎゃぁぁぁああ!!」
チャンチャン。。
「ちょ、チャンチャンって何だよ!!」
「お前黙ってろ」
「のぉぉぉぉおおおおお!!!」
補足
「俺」が彼氏で「オレ」が彼女
わかりにくくてすみません💧
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