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M.Aを降りたパイロット達は司令室へとそのまま呼ばれた
二人はパイロットスーツを脱ぎ捨てると急ぎその部屋へと向かう
ジウ
「あんたも相変わらずむちゃするわね…」
マライアがジウの顔を覗くようにして応えた
マライア
「そう言うあんたもね♪」
しばらく廊下を歩いて行くと廊下の壁に寄りかかるようにして熊が休んでいた…
いや違うよく見ると金髪ツンツンヘアーのウォレスではないか
ウォレスはすれ違うジウ達に声をかけた
ウォレス
「よう!おてんば達.お手柄だったな」
ジウとマライアは同時にビビる
ジウとマライア
「ぎょ!熊が喋った…」
ウォレス
「…熊じゃねぇ(冷汗)」
無視して進む二人
ウォレス
「おいおい…助けてやったのにお礼もなしか?」
その言葉に反応して振り向き様に応えるジウ
ジウ
「助けてくれたって?誰があんたに助けてくれって言ったよ!あんなのウチらだけで充分だったのに…」
マライアが首を突っ込む
マライア
「そうそう充分充分♪」
ウォレス
「相変わらず気が強いねぇ.ふ~素直じゃないなぁ…そこがいいんだが…あの…今度助けてやったかわりにお茶でも…」
二人
「ぬわぁ~!」
ウォレスの言葉は二人の感嘆の声にかき消されてしまった二人が驚いた理由
それは目の前に幼なじみのディレン・マックウィンがいた事だ
マライア
「なんであんたがここにいるの?」
急ぎ駆け寄りディレンを舐めまわすように見る二人
ディレン
「…あ…あんまりジロジロ見ないで下さい…ジウさんマライアさん…」
ジウ
「あははは…可愛いこいつ.照れてやんのプププ」
そう言うとジウはディレンの眉間を人差し指でつついた
ウォレス
「…く…悔しい…ジウはあんなのがタイプなのか…」
拳を握りしめ歯ぎしりするウォレス
ディレン・マックウィン…
ジウとマライアの幼なじみ
もともとガリ勉タイプでアメリカのロサンゼルス大学を主席で卒業、その後軍の兵器研を経てこのワスプの研究員になった
容姿は栗色の髪に肌は白く小柄で丸メガネをかけている
一見少年のように見えるが年齢はジウ達の一個上23才である
彼は特別にこのブルーウィプス警邏隊に今日から配属になったらしい
…と言う事は、この艦内でも新たに兵器でも開発すると言うのか?
その真意はまだ定かではない
マライア
「今日から配属ぅ~!」
ジウ
「と言う事は新兵器でも開発するって事か?」
ディレン
「いや…その…僕にもなんとも…」
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