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司令室にウォレスが着く頃には既に全員が集まっていた
ジウ
「遅い…」
ウォレス
「…むぐ」
轟警視
「よし!全員集まったな…
今回の密航船拿捕ご苦労であった
詳細を語る前に先ずは紹介したい者がいる…ディレン君…前へ」
白衣を着たディレンが前に出る
轟警視
「今日からワスプ警邏隊特殊修理保全課に配属となったディレン・マックウィン君だ
特殊修理保全課と言えばM.Aのメンテナンスを請け負う課だが、そこの新兵器開発担当となる」
ディレンが敬礼をし挨拶をする
ディレン
「アメリカ軍アリゾナ兵器研から配属になったディレン・マックウィンです
宜しくお願い致します」
全員
「宜しく!」
轟警視
「よし!紹介も済んだ事だし今回の事件に関してわかってる事を話そう…ジラルドモニターに例の映像を…」
するとメインモニターに密航者達の顔が映しだされた
轟警視
「これが今回密航船に乗っていた乗組員たちの顔だ
人数は全部で8人…」
マライア
「8人!?…8人って…密航にしては少なすぎない?」
轟警視
「そうだ…それも一つの疑問だが…その前に…この男の顔」
1人の男の顔がアップされる
頬のこけた目つきの悪い東洋人だ
轟警視
「過去の犯罪者データと現時点でわかる反政府組織の要注意人物のデータで照らし合わせた所、この人物だと言う事がわかった」
モニターのその男の画面が半分になると余りの半分に犯罪者データが出てきた
そこには秘密結社フリーメディシンの文字が…
ジウ
「フリーメディシンと言えば…各国の中核をなす著名な政治家ども入っていると噂される悪魔を崇拝する秘密結社!?
なんでそんな奴が…」
轟警視
「最近の連邦警察からの情報によると最近連邦政府転覆を模索して影で奴らが動き始めているらしい…今回の事件もそれに関与していると言ってもよい
…そして、もうひとつ…興味深いのはこの貨物船に積まれていた荷物だ
これを見てくれ」
画像が変わりそこに映し出されたのは赤い羽のような物を持つ一機のM.Aであった
ディレン
「こ…これは!?」
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