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ディレン
「いやあ何たいしたことないれすら…」
泥酔したディレンはその場で倒れ眠りこけてしまった
それから数時間後…
ディレンが目覚めると何故か独房の前にいた
ディレン
「あれ…俺は何故ここに…?昨日は確か第三ドッグへ向かって…」
ふと見上げると独房の扉は開け放たれていた
ディレンは必死に曖昧な昨日の記憶を掘り起こす
ディレンの回想…
簡易ベッドに寝かされている自分がいる
何かの物音に気付き目を覚ましてみると独房の中の囚人が何やら騒いでるではないか
囚人
「出してくれ!俺はあの積み荷をある人に届けなきゃいけねぇ
こ…殺されちまう…
おい誰かいねえか?」
扉をドンドンと叩く囚人
監視官は疲れきっているらしく、深い眠りへと入っていた
あの機体に興味を持っていたディレンはその囚人に話を聞こうと近づいた
その囚人とはあのブラックリストの男だった
ディレン
「んん…そんなに騒いだって誰も出してやくれませんよ…
ところでちょっと聞きたいのですけどあなたあの密航船に乗ってた方ですよね?あの機体はどこから持ってきたのですか?」
囚人
「おぅ!いい所にきた.出してくれ!見逃してくれよ
俺はただの運び屋だ」
ディレン
「話は聞きますが…その前に僕の質問について答えて下さい」
囚人は鉄格子にしがみつきながら泣き叫んだ
囚人
「頼む…とりあえずここから出してくれ…出してくれたらあの機体の秘密をなんでも教えてやる
お前、あの機体の事が知りたいんだろ?」
ディレンは頭を振り答えた
ディレン
「それは出来ません!条約違反に値します
ここで答えてくれませんか?」
囚人は舌打ちした
囚人
「悪いがあの機体の秘密を知りたければ俺をあの機体の場所まで連れて行かないとわからないぜ!
なんせシステムが複雑でな…」
ディレン
「う…なら少しの間連行します
でも条件がありますが…」
囚人の顔は何かを企んでいるかのような表情だった
囚人
「条件?なんだそれは?言ってみろ!」
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