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ここが自分の部屋でなくバーの中だと気付いたジウはゆっくりと自分の体を見る
ジウ
「きゃーーー!!」
全裸である自分に驚き胸と秘部をひた隠す
その声に寝ぼけ半分だったメンバーが起き出した
ジウの後ろにいたラングル(ディフェンダー隊員)黒人の若者が驚き起き上がると何やら肌色の柔らかい物が顔にあたる
ラングル
「ん!?なんだこれ?」
ベタベタと触りまくってゆっくりと上を見ると顔を真っ赤にしたジウの顔があった
ジウ
「ぎゃー!この…どすけべ!」
ジウは思い切り彼を殴りつけると彼は数m先へと飛んでいった
ラングル
「ぐえっ…!」
ジウは近くにいた寝ぼけ眼のマライアに声をかけた
ジウ
「マライア!服!服ぅ~!私の服はどこ?」
マライア
「え!?服?…ぎょえ~!」
タオルがはだけたジウを見て驚くマライア
急ぎ落ちている服をかき集めると彼女をタオルで隠し着替えさせた
周りの隊員はシラフでジウの裸体を見たもんだから赤面しながら鼻血をたらしていた
マライア
「お前らみるなぁ~!警報なってるぞ!早くいかんかい!」
ジウ
「ジロジロ見てんじゃねぇよ!さっさと行け」
他隊員はその顔のままジウに敬礼をした
全員
「イエッサ~」
急ぎ廊下をかけて行くジウとマライア
ジウ
「またやっちまったか…」
おでこを冷やすように手のひらをあてる
ジウ
「これじゃお嫁にいけない…」
マライア
「おいおい…それで嫁に行くつもりだったのかよ…」
軽蔑の眼差しでジウを見るマライア
急ぎ司令室へと向かう
司令室に着いたのは二課と保全課が最後であった
轟警視が眉間にシワをよせウロウロと落ち着きなさげに歩いている
轟警視
「馬鹿者ぉ!!お前らは何をやっとるんだ!あんだけ体を休ませとけと言ったのに酒くさいぞ!」
全員しょぼくれていた
轟警視
「やっこさんが逃亡したそうだ…誰かさんのおかげで…」
轟警視がディレンを睨む
ディレン
「…す…すいません」
轟警視
「すいませんですむか!たわけがっ!既に一課が手分けして探している
お前たちも直ちに分担して星を探せ!
艦外に逃すなよ!
逃したら…これだ」
そういうと首をかっ切る真似をした
全員
「了解!」
慌てふためいきながら皆バラバラに駆け出していく
中にはお互いぶつかり合う者もいた
警視は頭を抱えながらつぶやいた
轟警視
「…ったく…しょうがない奴らだ…はぁ」
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