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他の者の出撃準備が整うとM.Aのメインモニターに警視の顔が映る
警視
「全機出撃準備は整ったか?」
パイロット全員
「OKです」
警視
「ただの密航船だと思うが何があるかわからない
気を引き締めていけ
ではドッグのハッチを開く
エンジェル隊出撃!」
パイロット全員
「了解!」
ドッグの酸素供給用ダクトの入り口が閉まるとそれと同時に全ての入り口に分厚いシャッターが降りてきてドッグは完全に隔離された
静かにドッグのハッチが開くと残っていた酸素がもの凄い勢いで外に流れ出す
ジウ
「ピースフルエンジェル!1号機行きます!」
まずはジウのエンジェル1号機がドッグを飛び出す
マライア
「ピースフルエンジェル2号機…行きます!」
続いてマライアの2号機が発進する
マライアの体にもの凄いGがかかる
カタパルトの制動のせいだ
それに耐えるマライア
ドッグを飛び立つと独り言を呟いた
マライア
「…ったく、いつも出撃の時は…」
そこへジウから通信が入る
ジウ
「マライア、行くわよ!私についてきて」
マライアは不機嫌そうにまた呟いた
マライア
「わかってるわよ…言われなくてもついて行きますよ!
地獄の果てまで!」
そう言うと後部バーナーをフルスロットルにしもの凄い速度でジウの機体に迫っていった
瞬時に横につかれたジウが再びマライアに無線を入れる
ジウ
「あんたねぇ…そんなにふかしてるといずれ事故るわよ」
マライア
「ふん…こんな広い空間で事故りますかってんだ」
ジウ
「ふう…まぁいいわ
とりあえずターゲットの真横に付き投降を促しましょう」
二人の機体は並んでターゲットに向けバーニアをふかした
二人の機体は特殊塗装でホワイトをベースにジウはイエローライン、マライアの機体にはピンクのラインが所々入っている
機体は日本企業ダイハチとユーロの大企業レベスメントマテリアルが共同開発した『モレスビー』、頭部は二眼メインカメラとサイドバックサブカメラがついた人に近いフォームをしている
ランドセルには宇宙空間用のバーニアが6つ、これにて無重力状態でも細かな制御がきくようになっている
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