一人目の犠牲者

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男は汽車に揺られている…   何故俺はこのんな汽車に乗ったんだ……   車掌らしき黒い人が歩いてくる…   黒人『まず最初に挨拶から…私がこのワンマン列車渦の車掌です』   男『ど…どうも…』   車掌『貴方には5人……いゃ正確には4人の人を危めてもらいたぃ……』   男『そんなの無理だょ!それになんで俺なんだ!!』   車掌『それは貴方の心に渦があったからですょ…』   男『渦ってなんなんだょ!!』   機長『渦…それは社会から必要とされてない人誰もがもつ渦のことです…』   男『はぁ?』   車掌『それでは…あなたの前にある水の入ったコップにこの棒を入れてください…』   コップに棒をいれる   機長『それでは…あなたは不安を感じる一回コップのまわりを回すように棒を動かして…』   一回掻き回す   車掌『貴方は社会に絶望する一回、貴方は家族から見離される一回、貴方は自分を怨む一回、貴方は自分産んだ母を怨む一回、貴方は幸せを嫉む』   掻き回されたコップに渦ができる…  車掌『それが…心の渦です』   男『へぇ~』   車掌『貴方は頭が良い…すぐに理解してもらえてうれしいです。 それでは本題です…心に大きな渦を抱えた者は社会に役に立ちません…わかりますか?』   男『何となくわかるような……』   車掌『本当に貴方は優秀だ!!それではまず始めのターゲットは斎藤 一様です… 今はまだ小さい渦ですがあと数年たてば渦は何倍にも膨れあがり社会に大きな打撃を与えます… それではこの携帯をお持ちください指示は後で送ります…それでは停車駅は足…停車駅は足でごさいます…快適なご旅行をお祈りしております…』   プシュー   男『俺は何をすればいいんだょ……』
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