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完全パニックになりながら辺りを見渡した。
血がダラダラ出ている少女がいた。
…て
応急処置しなきゃぁぁぁ!!
でも、道具がないぃぃ!!
エレキ「助けを呼ぼう!!
うん!
そうしよう!!」
そう決めて、走り出そうとした。
ライ「…何している?」
エレキ「ズコォォォォォォォォ!!」
突然声をかけられてビックリしたのと、テンションが以上に高かったせいで頭から豪快にスライディングした。
すごく…イタイです…。
いろんな意味で
ライは特にノーリアクションだったが、オレではなく少女を見てから様子が一変した。
ライ「…その子…ちょっと診せてみろ。」
そう言いオレを押し退けて、テキパキと治療し始めた
ライの治療は完璧と言えるぐらいすごかった。
治療道具を持っている時点ですごかった。
ライ「…これである程度は大丈夫だ。」
その言葉を聞いて安堵する。
しかし、落ち着いたところで別の問題が浮上する。
ライ「…さて、この子何者だ?」
エレキ「知りません!空から突然降ってきたんです!」
と、オレも思っている質問に対し自分でも意味不明な回答を即答した。
オレが聞きたいわ!
と、叫びたい
なんやねん。
『おやかた!空から突然女の子が!』
って…
ライ「…この姿…天使みたいだな。」
たしかに、天使のようにかわいいが…
いや違うか
翼あることか…
ていうか、今言った言葉を真に受けて、そんなロマンチストみたいなことを言うのですか?
あなたは?
コイツ…思ったより大物だ…
ライ「…いや、それはこの子の目が覚めたときに聞こうか…
では目が覚めるまで世話を頼むぞ」
エレキ「はい、わかりました
…って、はいぃぃぃ!?」
完全に予想外の発言に思わず目を丸くして聞き返した
いや…逆に予想通りか?
…いや、ないな。
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