【日常の風景】

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「「「ピピピピピピピッ」」」 うるさい目覚まし時計の音で目が覚める。 すこし寝起きが悪かったので腹いせに目覚ましを思いっきり叩くと手が痛くなった… フラフラとした足取りで降りていくと、下には誰もいなかった。 親は仕事の事情で長期間海外へ滞在することになった。 ちなみに我が家ではそんなに珍しいことではない ちなみに2人とも結構偉い人らしい… 詳しくはしらないが…。 さて、時間がもったいないので 自分がつくった完璧な和風な朝食をさっさと食べて、「パパッ」と仕度をして、家を出た。 今は、やっと寒い冬がすぎて春になったところだ。 エレキ「中学校2年生になってジャスト1週間か。」 なんて、どーでもいいことを呟いた後、スタスタと軽い足取りで学校へ行く すると登校の途中で友人と出会ってしまった… 雷光神「ハローエレキー!」 朝から無駄に元気ハツラツとやっているコイツは 雷 光(らい ひかる) しかし、「ひかる」という名前が味気ないので 名前をオレが改造した。 こいつは、かけっこはダメだが、鬼ごっこだと恐ろしく素早くなる “雷光のように駆け抜ける鬼神”ということで “雷光神(らいこうじん)”ということになった。 …というのは嘘で(速いのは本当だが)紙のようにヘボイというかゴミなので「かみ」をつけた。 ただし、そのままでは本人が拒否る可能性が大なので「神」と言っておいた。 しかし、これが定着し本名より馴染みのある名になってしまったのである。 不思議なものである ユウ「おはよう、今日もギリギリの時間で来たね」 エレキ「お前もだろ」 そして、そのとなりにいるこの背の順で間違いなく1番前にいる少年は 坂井 優(さかい ゆう) 名前の文字が片仮名なのはオレの趣味だ。 ユウは小さくてかわいらしい顔をしているから女子に人気がある ちなみに髪型はポニーテール。 だから初対面の人にときどき女性と間違われることがよくある この二人はほとんど一緒にいる。 そのせいで一時ホモ説が出てきたのは内緒である。 あと、こいつらとは小学1年ぐらいからの知り合いで、いわゆる親友の関係だ。 ちなみにオマケ程度に紹介するとオレの名前は 輝善 重歴(きぜん えれき) 自分でもビックリするぐらい特殊な名前である。 名前が片仮名なのは読みにくい上に ダサいからが主な理由だimage=117930559.jpg
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