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~10分後~
オレ達は卓袱台を中心にして三角形になっていた。
そして、今ちょうど今日であったことをありのまま話した後だ
雷光神「はいはいワロス、ワロス。それなんてエロゲ?」
こいつ大丈夫か?という目線でオレを見る
当然の反応のはずなのにちょっとした殺意が芽生える。
ユウ「空から…というのは別として、ボクは信じるよ…この子の翼と怪我は本当みたいだからね」
少女を見た後、オレと雷光神に向かって微笑みかける
くっ、なんて破壊力の兵器(笑顔)なんだ…!
雷光神「…とにかく俺は信じないぞ!」
エレキ「まぁ、オレも信じられないさ
これが夢だっていうなら迷わず“あっ、そうなのか”って納得できる。
でも、これは夢じゃないってわかってるし、実際にオレの身に起きたことなんだ
信じるしかないんだよ」
雷光神「…いいや、俺は意地でも信じないぜ!!」
そう言って
“もうたくさんだ”
と、ばかりに部屋を出ようとする。
そして、雷光神がドアノブを手にかける直前
少女「…うぅん」
ベッドの上で寝ている少女がかわいらしい声で何か呟きながら寝返りを打った
五月蠅すぎて起こしてしまったかと思ったが…
大丈夫そうだ
顔が壁側だったのが、こちら側を向いている
顔色も良いし、表情も幸せそうだ。
大分体調が良くなったようだ。
よかった…。
しかし、超回復だな
とか思っていると、雷光神の異変に気づく。
雷光神が横目で少女を見つめている…
…おーい大丈夫か?
意識が遠いぞ?
と、いうか
見 つ め す ぎ
雷光神「…オレもうちょっと、ここにいるわ」
そう言って、ベッドの横て正座して少女を見学する
なんだかハートマークが飛び散っているのだが…
気のせいにしておこう。
エレキ「いや、帰れよ。」
だがその声は雷光神には届かなかった…
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