26人が本棚に入れています
本棚に追加
あれは…いつだったかなぁ…。
彼が私の前から姿を消した…。
確か雪が降ってたっけ…?
学校の帰り道を二人で歩いてたの。
「またな、花音(かのん)」
これが彼の最後の言葉。
何処へ行ってしまったの…?
私たち、小さい頃から
一緒だった。
みんなで遊びに行った帰りに
「俺、花音のこと好きなんだ。あの…付き合ってくれないかな…?」って言われたんだよね。
「…いいよ。」
幸せだった。
あなたが居てくれるだけで。
なのに…何処へ行ってしまったの…?
最初のコメントを投稿しよう!