不思議な異世界

7/8

1117人が本棚に入れています
本棚に追加
/109ページ
慶は思わず想像してしまった、何をって? そりゃもちろん… (水樹+俺=交尾、のあぁ!や、ヤバい!コレはヤバいぞ!) 『け、慶!だ、大丈夫?!鼻から血がでてるよ』 『へ?』 慶が慌て鼻を触ると赤い液体が… (うぁ、やっちまった…格好悪いな俺…) ペロッ (………?) ペロペロ (……!!?) 『何やってんだよ!』 慶が顔をトマトにして言った。 慶がトマトになる訳も理解出来る、なぜなら慶の鼻を水樹がチロチロ舐めていたからだ。 『何って、血が出てきたから…』 『あ、ありがとう、でももう止まったから。』 と言って慶は水樹を顔から離した。 すると、水樹は残念かつ寂しそうな顔をして言った。 『慶の様子じゃ私は慶のタイプじゃないんだね…私のこと嫌いなんでしょ?』 『ち、違うよ!』 慶は慌て言った。 そして続けて、 『その、水樹の事は嫌いじゃないよ、むしろ、可愛いし好きだよ。』 慶は水樹を元気にさせようとそう言った。 すると水樹が真剣な顔して 『じゃ、じゃあさ、私のパ、パートナーになってよ』 『パ、パートナー?』 『う、うん…』 (危ないところを助けてもらったし…) 『かまわないよ。危ない所を助けてもらったんだ、お礼も兼ねて』 慶がそう言うと、水樹は嬉しそうに抱きついてきた。 『わわっ!お、おい、恥ずかしいから止めろって!』 『良いじゃない、パートナーなんだから』 『……あのさぁ、その「パートナー」ってなんなの?友達みたいな事だろ?』 『違うわよ、まぁ、分かりやすくいうと…夫婦になる前の関係…みたいな感じの…』 『え?それって…』 『………ぽっ』 水樹は赤くなって慶にしがみついている。 (夫婦になる前の関係って…つまり恋人!?)
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1117人が本棚に入れています
本棚に追加