再会と難問

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『なぁ、さっきから気になってるんだけどさ…』 慶が歩きながら水樹に話かける、 『何?慶?』 『男の人らしき人が見あたらなかったんだけど…仕事とかなの?』 『ああ、この村には慶を含めてオスは三人しかいないよ』 『た、たった三人!?なんで?』 『そ、それは…』 なぜか水樹は口ごもった。 『ねぇ、なんで?』 慶が追求する。 『え~と……ま、まぁ後で話すから、ほらもう着くよ!』 そういうと水樹はさっさと歩いて行った。 慶は水樹の不信な態度を疑問に思ったが、今は美佳たちを探すのが先決と考え後をついていった。 しばらくして、 『ここよ。』 なかなか立派な家の前で水樹は止まった。 『ずいぶん立派な家だね。』 『当たり前でしょ、流牙家はこの村、いや、この地方でもかなり大きな一族なんだから。』 水樹は門をくぐり、 『おーい、カレンっ、カリンちゃんっ!』 水樹が叫んだ。 すると、スグに返事がきた。 『今行くよー』 ガラッ、勢いよく戸が開いた。 するとそこには少し細目の女の子とパチクリした目のチビッコが出てきた。 二人とも薄茶色の髪をしている。 『話は長老からきいてるよ、さっそく探そう。』 『うんうん、私たち二人いればスグにみつかるよ』
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