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『け、慶?………慶~!』
美佳はそう言うとベッドから飛び起き、慶に抱きついた
『怖かったよ~、いきなり変な人たちが私を捕まえて……』
慶は自分の胸の中で怖がっている幼なじみの頭をそっと撫でてやった
…ギロッ!…
ゾクッとした慶は
『こ、この展開は…まさか……』
恐る恐る振り返ると、慶の予想通りであった。
さっきのご飯つぶ騒動と同様の水樹、姫子、そして、さらにカレンは淋しそうな顔でカリンは膨れっ面であった。
真っ先に口を開いたのは水樹で他の三人はその後に続く
『け、慶?前から聞こうと思ってたんだけど……そ、そのメスとはどんな関係なの?』
『わ、私も気になっていた!教えろ、慶っ!』
『慶さん………。』
『そうだよ、お兄ちゃん!教えてよ!』
四人の攻撃にたじろぐ慶は
『お、俺の幼なじみだよ。』
と言って攻撃をかわした。四人は「本当に~?」といった顔してみつめてくる。
すると、今度は美佳が反撃した
『あなた達こそ誰なのよ!』
『わ、わたしは……その…』
と四人はゴニョゴニョしゃべっていると
『この人たちは俺や美佳を助けてくれた、ただの恩人だよ』
と慶が美佳に説明していると四人はそれぞれ複雑な顔して慶をみていた。
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