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先生「月島ぁ~…は今日も来てないのか…。はぁ~」
「月島さん、学校辞めるのかしら?」
「野蛮な人がいなくなって平和だわ➰」
先生「こらこら、静かに❗」
竜美が学校に来なくなって、早くも二ヵ月がたとうとしていた。月光や日光は心配して、道場に顔を出していたが竜美は避けるように毎回出かけていた。
…竜美…どうしてっかなぁ…
…竜美…顔を見るだけでいいのに…不安でたまらないよ…
マリアは女装をやめ、幸二の分までと毎日道場で稽古をしていた。
月光「こんにちは…」
じいさん「おぉ。月光。ちと遅かったのぉ。」
月光「そか。庄司は?」
じいさん「がんばっとるよ。そうじゃ、手合せしてやってくれんか?竜美が練習しなくなってからみんな気がたるんでおる。喝入れてやってくれ。」
月光「俺でよければ。」
月光は柔道着に着替えると、道場にゆっくりと足を踏み入れた。
…こんなふうに竜美もたってたのかなぁ…
月光「ふぅ~…。っしゃっ‼」
月光は気合いを入れ、手合せにかかった。
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