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バスルームとトイレの掃除も完了
うん!ピッカピカになった
ピーっと洗濯物が終わりを告げる音がした
カーテンとソファのカバーを洗ってベランダに干す
『ひぇぇ寒いなぁ寒いし冷たい…………』
ん?私なにか忘れてる気がする………
『あっお節詰めなきゃ!』
と思い出した私はキッチンに戻った
『あっ…』
「あっ加代子ごめんね爆睡しちゃったからそのお詫びにお重に詰めてなかったお節詰めといた」
にこにこしながらお重にお節を詰める直くんがそこに居た
『ありがとう…あっねぇねぇお節の味どう?』
「食べて良いの?」
『味見程度ならね』
「んじゃ黒豆…もぐ」
目を瞑って噛み締める直くん
な、何か不安になってきた(汗)
だってさ直くんと私って生まれた場所が違うでしょ?
私は関西で直くんは東北…やっぱり味覚とか違うんだよね……
『おいし…い?』
恐る恐る聞いてみた
直くんはゆっくり目を開けて私と目線を合わせた
「めっちゃ美味しい」
キラキラに輝く直くんの瞳
嘘じゃない事が分かる目が嬉しくなった
『ホントに!?あ~よかったぁ嬉しいありがとう』
「俺も嬉しい加代子にこんな美味しいお節作ってもらえてありがとう」
『えへへ(照)うん』
二人同時に照れ笑いをした
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