カラクリ

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屋上には誰一人居ない物静かな場所だ。 「昼寝日和だね♪」 ご機嫌で寝転がり眠ろうとしたリクトに蛇炎が怒鳴った。 「リクト!何か来るぞ!!」 「はぁ?」 上半身だけ起こして蛇炎を見つめる。 空にキラキラ光何かが接近している… 「あれは…飛行機?」 「馬鹿ッ!」 のろのろと動きの遅いリクトに爆弾が襲いかかる。 「────っ!?」 爆弾はリクトの頭上で爆破されていた。 ふと、腕に巻き付いている筈の蛇炎が居ない事に気づく。 「─…ッたく…鈍いんだよ!」 龍の様な姿をしている蛇炎はリクトに向かって言った。 この状況から考えると 蛇炎が爆破したと考えられる。 「びっくりした~」 飛び起きるとリクトは逃げる体勢へと構えた。      
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