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しばらくリクトは一生懸命馬鹿な頭で考えていたが慌ただしい軍人達の動きに考えるのをやめた。
「ちッ…新手か…」
ナイフを持っていた軍人がリクトを縄で縛り動けないようにパイプに巻き付けた。
「大人しくしてろよ」
軍人は仲間の方へと駆けて行った。
「蛇炎…この縄燃やしてよ!」
「無理だ!お前にも被害が…」
「いいからっ!」
リクトが必死になってねだっていると軍人が血塗れで壁に飛んで来た。
「なッ…!?」
リクトと蛇炎は軍人が飛んできた方向を見ると…
「……リクト…」
緑色の瞳に黒い髪の青年が立っていた。
その青年はリクトの名前を呟き愛しそうな眼差しを送る。
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