サファイル家

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リクトは慌てて首ぶんぶんと横に振る。 「俺無理だからッ!」 「リクト…こいつに名前決めろって言ったのお前だろ… 名付け親になるだけだ… 考えてやれ」 今まで黙っていた蛇炎はリクトに冷たく囁いた。 「…だ…蛇炎まで何言って…」 リクトは喋っている言葉を詰まらせた。 この雰囲気がリクトを黙らせたのだ… 今の状況を説明すると 地下の階段 静か 3人(?)だけ リクトだけ反発。 これからするとリクトだけが大声で拒否していた。 だが静かな地下に木霊する自らの声を聴き気まずくなった… こう言う事だ。 「わ…分かったよ… 考えればいいんでしょ?」 リクトは目を閉じ眉を吊り上げながら悩んだ。 その時… リクトの小さい頃の記憶がふと、流れ込んで来た。      
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