第1話

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/////// ザァー ザァー。 10年前の雨の日のこと 《陸、ごめんね。ひっく…。》 《本当にごめんね。》 「お母さん嫌だよ」「僕は一緒にいたいよ。」 《ごめんね。ひっく》 ダッ///// //////// ザァー。ザァー。 雨の音がさっきより激しくなる さっきまで一緒にいた お母さんはもぅ小さくなって いってだんだん見えなくなった。 俺は一人雨の中、傘もささずに 大きな大きな家のまえで うずくまって泣いていたんだ
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