その名はヴァンパイア

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  光「追い掛けてこないでくださ――って、え?」 ヴァ「光君、君はやはり優しいんだな。追い掛けてもらいたくて遅く走っていた訳だ」 光「えっ、あ、あなた速っ、さっき向こうに居たのに……。走るの、速いんですね」 ヴァ「え? そう?」 光「ええ。少しびっくりしました」 ヴァ「え、えっ、私の足が速い!? そう? そうでもなくなくなーい!? アッハッハッハッハ!!」 光「殴るぞ」 ヴァ「すみませんでした」 光「では、さようなら」 ヴァ「……うん」
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