水色の犬

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水色の犬

『結構良い場所じゃあねぇか…』 洞窟の中は温かく… 石は丸く… 全然ゴツゴツはして居ませんでした サソリが寝ようとした時…洞窟の中から鳴き声が聴こえてきました 『クゥ~ン…キャウン』 『何だ…この鳴き声…』 サソリは洞窟の奥へ奥へ 進んでいきました 進んでいくと…… 小さな小さな…子犬が 鳴いて居ました 『クゥ~ン…キャウン クゥ~ン…クゥ~ン』 その犬は普通の犬ではありません… 身体は水色で…… お腹の所と足の部分と… 口先の部分が白い毛でした 『何だ犬かでも…この犬…色がすげぇ…色だな…初めて見たぜ…』 サソリも流石に驚きました その時… 『犬神様…』 水色の犬が言葉利いたのでした この犬はどうやら…忍犬 のようでした 『喋るって事は…忍犬か』 サソリは何時も寄り… とても冷静でした 『犬神様…何処』 水色の犬は座り込んでしまいました サソリは水色の犬に 近付きました 『……』 『クゥ~ン…犬神様』 水色の犬は全然… 気付きません… 『オイ』 サソリが水色の犬の頭に 手を載せました…
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